マルチでいることの大切さ
前回、と言いましても、一週間も前の14日、日曜日に拙作ブログにアップさせて頂いた記事の(話が本題からずれ、直木賞のことになりました)二日後、第158回芥川賞、直木賞の発表がありました。芥川賞や直木賞のことは全然頭になかったです。だから、びっくり。田口ランディ氏は、候補には挙がっていなかったのですね。たまにこういうことがあります。でも、皆さんありますよね。何か予感がしてテレビのャンネルを回したら(昭和ですみません)好きなアイドルが歌っていたりとか、何かの予兆に気づいたり,
後になって気づいたらあれは予兆だったんだと思ったり・・・でも、今回の直木賞発表は全く知りませんでした。そして、SEKAI NO OWARI のメンバーのSaoriこと藤崎沙織氏のことは全然知りませんでした。候補に挙がっていたのですね。『ふたご』という小説。
改めてマルチでいることの大切さを痛感しました。SEKAI NO OWARIというバンドがあることは知っていましたが、聴いたことがありませんでした。ユーチューブで観て聴いて・・・その世界観に圧倒されました。メンバーのsaoriiこと藤崎沙織さんが、小説を書き、それが直木賞に候補に挙がることがなければ、私は、死ぬまで、SEKAI NO OWARIを聴かず、今度、アルバム聴いてみるか!ということにならなかったと思います。麻雀も単騎待ちはめったにあがれませんが、両面、三面ちゃならもっと確率が上がる・・・
かなり前に美輪様がNHKに出ておられ、マルチの大切さを説いていました。一つが駄目になっても、マルチなら、違うところでそこに力を注いだらいい・・・正確な言葉を覚えていませんが、一つの道だと、一回こけたらそこで終わり、マルチなら、また頑張れる。日本人はその道一筋というのが、どうも好きらしいですが、一意専心なんてお相撲さんが口上で仰っていましたが、私は反対です。私は絵本のストリーづくりは、才能ないかなーとうすうす気づき始めました。私の絵本は子供でなく、ターゲットは大人でした。大人にすぎては、幼稚すぎると編集者にバッサリ斬られました。でも絵画はまだ書けるし、小説は海のものとも山のものとも思えませんが、創作の情熱はあります。
セーブして、落ち着いて急いで、世界観をぶちまけたいと思っています。
- 2018/01/21(日) 00:00:20|
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三が日も過ぎ、心の余裕も出てきました。年末、部屋の掃除、ひたすら掃除・・・ストレスもたまっていました。ようやく、平穏を取り戻せたようです。今日は、以前掲載しておりましたが、去年のコンテスの際、主催者側から、HP、ブログにアップされた作品でも受け付けますが結果が出るまでは削除してくださいとのことなので、削除しました。コンテストの結果は落選。箸にも棒にもひっかからない・・・ちょっと、絵本と童話って、本腰入れないと駄目だとやっと気づきました。世界が違う。ネコの言葉が不思議に分かった。そんな、説明いらんのですね。固定観念を打ち破って・・・まだまだ諦めませんよ。 ということなので、どういうことかわからないなどと、深夜のアイドルのDJみたいですがアップしたのを見ていただきたいです。
猫の集会
小学三年生のトモ君には、家での仕事が二つあります。一つは郵便受けを確認し、手紙や
葉書があったら、家の人に渡すのが一つと、トモ君の家で飼っている猫のチャーのお世話をすることの二つです。毎日、トモ君は学校から帰ると、郵便受けを確認するのですが、いつもパパやママの手紙や葉書ばかりでした。トモ君は生まれてから一度も、自分宛の手紙や葉書を受け取ったことがないのを寂しく思っていました。
そんなある日、トモ君に生まれて初めて自分宛の葉書が届きました。トモ君は嬉しくてしょうがなく、家の中に入る前に庭の門の所で葉書を読みました。葉書にはこのようなことが書かれてありました。今度の土曜日、猫の集会があるから、ぜひ、トモ君には参加していただきたい。という内容でした。差出人には猫の長老とだけしか書いてありませんでした。どこからきたのかわかりませんがチャーがそばにいました。そしてチャーはこう言いました。「トモ君には猫の集会にお越しいただきたいという猫の長老からの招待状です。」と。トモ君は不思議なことに猫の言っている言葉が解りました。猫の集会かー?いったいどんな猫たちがあつまってくるのだろうか?何を着ていくべきだろうか?もう一度、細かく、招待状を読むと『深夜0時に集合されたし。』とありました。トモ君は不安になりました。パパやママは深夜0時なんて時間に子供が一人で外に出歩くなんて、絶対に駄目というに決まっています。
それでトモ君は、黙って、こっそり外出しようと思いました。トモ君は「チャー、いったいどこで猫の集会はおこなわれるのだろうか?」と質問すると「当日、私がご案内します。私の後をついてきて下さい。」とだけチャーは言いました。
猫の集会があるという土曜日の深夜0時の30分前、トモ君は眠たくなるのを我慢して、何回も水で顔を洗らっていました。チャーがトモ君の足元にまとわりつき、「サァー行きましょう。」と言いました。
そして一階に降り、玄関の戸をそっーと開け、門も開けました。家のあたりは暗かったのですが一歩、大きな歩道に踏み入れると、街灯が煌々としていたので、歩くのになんの不自由も感じませんでした。チャーの後をついていくと、そこは近所の公園でした。日曜日の昼間にパパとキャッチボールをしたり、バトミントンをするいつもの近所の公園でした。でも、深夜に見る公演はまるで外国に入るようでした。チャーの後についていくと、受付嬢ならぬ受付猫がいました。招待状を受け付猫に出すと、受付け猫が「あなたがトモ君ですか!」と大きな声で言いました。「あなたのお噂はこの猫界隈でもすごく良い評判です。あなたは飼い主の鏡だ。」と受け付けが言うのでした。「さー、どうぞ、トモ君は最前列にお座りくださいと。」と言われ、トモ君は最前列に腰をおろしました。
だんだん猫たちが増えて、30匹とも50匹とも思われる猫たちが公園に集まっていました。
そして公園の時計台の針が深夜0時を指しました。0時きっかりに、体がチャーの二倍ほども大きく威厳のある立派そうなトモ君や猫たちの前に立ちました。トモ君は人目見て猫の長老だと思いました。長老の演説です。
「我等、猫諸君!今日はお忙しい中、時間を割いて、集まってくれてどうもありがとう。」と言うとコホンと咳払いをしました。「今日の我々、飼い猫の立場は非常に悪くなっている。イヤ、悪くなっている一方だ。だが、人間でも今日私が招待した、トモ君は別だが・・・
よって今日は、トモ君を、この市の名誉市民賞をトモ君に授与したいと思うが異議ある者はいるか?」と長老が言うと、集まっていた猫たちは皆「異議なし!」と唱えました。
長老が、トモ君、私の前に来るようにというので、トモ君はうやうやしく長老の前に進みました。そして長老から、大きな煮干を三つもらいました。トモ君は失礼のないように右のポッケに煮干しを入れました。
やがて、授賞式が終ると、集まった猫たちの飲めや唄えやの大宴会がはじまりました。でも、トモ君はころあいをみはらかって、チャーと共に家に帰りました。門の鍵をそおっーと開け、パパやママに気付かれられないように、二階の子供部屋にもどり、ベットに横になるとすぐに寝てしまいました。
日曜日の朝、トモ君は、昨日の深夜の出来事は、夢だったんだろろうかと思い、右のズボンのポケットを探すと煮干がみつかりませんでした。
トモ君は「あれは夢だったんだろうか?」とチャーに向かって言いました。
でもチャーは、眩しそうにトモ君を見て、ただ目を細めているだけでした。
- 2018/01/05(金) 20:35:07|
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あけましておめでとうございます!
昨年は大変お世話になりました。どうか今年も、広く大きな心で、拙者をみていてください。確か今日のこの更新が、自身の250番目の記事になるはずなんだけど違ったかな?
激変の年になりそうです。、絵画コンテストに、すばる文学賞への応募、二科展デザイン部への出品。最後に太宰治著。今年はやりますよ。でも、すでにオオカミ少年だからなー。相手にされないのはわかってますよ。でも、今年こそ・・・
- 2018/01/01(月) 18:39:16|
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