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picture たまに読書

HN harborが撮った写真や絵をアップしていきたいと思います。たまに読書とか、たわいもない話から、真面目な話など。お笑いなんかも・・・

構成

 小説家の田口ランディさんが、ランディさんの兄の生前の記憶で、実兄には構成がないと仰っていたエッセイを昔読みました。実兄は、アパートの一室で、謎の死を遂げたそうです。その兄の記憶で、三つくらいの用事があったら、何を最初に選び、用件を済ませて、次は、こう、最後にあれと段取りしていく。確か構成という言葉を使ったと思いますが、それのできない人だったと述懐していました。

 可愛い子には旅をさせよではあありませんが、可愛い子にはお使いにやれ!と私は思います。三つの用事を果たさせる。Aは近所の駄菓子屋さんでアイスクリームを買うというおつかい。そしてBは少し遠くにある文房具店でノートを買う。そしてかなり遠くの本屋さんで500円の文庫本を買うおつかい。その順序を、どう子供が構成するか?最初にアイスを買ってはダメ。本屋さんに行く前に溶けて台無しになるから・・・最後に、アイスクリームを買ってくるような子でなければ、将来は期待が持てない。・・・そう自分で問題を作り、解答しましたが、最初にアイスクリームを選んでも良い場合があるなと思い直しました。最初に駄菓子屋さんでアイスクリームを買って、お店の人と交渉して、これからまだお使いがあり、最後によるから今買ったアイスを冷やしておいてという子。実はこれが一番賢いと思いました。まーこれは自作自演ですが、教育に関してこんなお話があったのを思い出しました。教諭が、生徒に 吾輩は猫である。名前はまだない・・・で始まる『吾輩は猫である』の作者はだれか?と問うて、生徒に指名させたら、考えていたそうです。教諭はいぶかしがったそうです。なぜなら、これは文学史の知識を測るもので、夏目漱石を知っているかどうかだからです。すると生徒は「ムツゴロウさんじゃないか?」と答えたそうです。動物が主人公の小説を書く人はよっぽど動物好きに違いない。だからムツゴロウ(畑正憲)さんだと思ったからだそうです。生徒も素晴らしいですが、この紋切り型で知っているか、知っていないかだけで判断しなかった教諭も素晴らしいと思いました。
 
 私は違った意味で構成力に悩んでいます。どう物語を構築していくか?夏目漱石氏の『こころ』を読み始めました。ストーリーテラーがかなり強引に話を進めていきますが、ミステリーというか、先生はなぜ?と思わせておいての展開なのでしょうか?現代文学は、知略、駆け引き、心理戦、ミステリー、明治のころは黎明期だったのかなと思いました。最後も知っているし・・・やはりあまりに有名でも面白みが欠けてしまいますね。昔はデリカシーのない人の代名詞として、推理小説を読んでいる人に向かって犯人を教えてしまう・・・ということが言われていましたが、最近は聞きませんね。センシブルな人が増えたのかな?鉄砲玉みたいなお使い、油を売る・・・聞かなくなりました。女傑という言葉も。時代かもしれませんね。
 
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  1. 2016/07/03(日) 18:53:32|
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