picture たまに読書

HN harborが撮った写真や絵をアップしていきたいと思います。たまに読書とか、たわいもない話から、真面目な話など。お笑いなんかも・・・

ネコの集会

 三が日も過ぎ、心の余裕も出てきました。年末、部屋の掃除、ひたすら掃除・・・ストレスもたまっていました。ようやく、平穏を取り戻せたようです。今日は、以前掲載しておりましたが、去年のコンテスの際、主催者側から、HP、ブログにアップされた作品でも受け付けますが結果が出るまでは削除してくださいとのことなので、削除しました。コンテストの結果は落選。箸にも棒にもひっかからない・・・ちょっと、絵本と童話って、本腰入れないと駄目だとやっと気づきました。世界が違う。ネコの言葉が不思議に分かった。そんな、説明いらんのですね。固定観念を打ち破って・・・まだまだ諦めませんよ。  ということなので、どういうことかわからないなどと、深夜のアイドルのDJみたいですがアップしたのを見ていただきたいです。

猫の集会

小学三年生のトモ君には、家での仕事が二つあります。一つは郵便受けを確認し、手紙や
葉書があったら、家の人に渡すのが一つと、トモ君の家で飼っている猫のチャーのお世話をすることの二つです。毎日、トモ君は学校から帰ると、郵便受けを確認するのですが、いつもパパやママの手紙や葉書ばかりでした。トモ君は生まれてから一度も、自分宛の手紙や葉書を受け取ったことがないのを寂しく思っていました。
 そんなある日、トモ君に生まれて初めて自分宛の葉書が届きました。トモ君は嬉しくてしょうがなく、家の中に入る前に庭の門の所で葉書を読みました。葉書にはこのようなことが書かれてありました。今度の土曜日、猫の集会があるから、ぜひ、トモ君には参加していただきたい。という内容でした。差出人には猫の長老とだけしか書いてありませんでした。どこからきたのかわかりませんがチャーがそばにいました。そしてチャーはこう言いました。「トモ君には猫の集会にお越しいただきたいという猫の長老からの招待状です。」と。トモ君は不思議なことに猫の言っている言葉が解りました。猫の集会かー?いったいどんな猫たちがあつまってくるのだろうか?何を着ていくべきだろうか?もう一度、細かく、招待状を読むと『深夜0時に集合されたし。』とありました。トモ君は不安になりました。パパやママは深夜0時なんて時間に子供が一人で外に出歩くなんて、絶対に駄目というに決まっています。
 それでトモ君は、黙って、こっそり外出しようと思いました。トモ君は「チャー、いったいどこで猫の集会はおこなわれるのだろうか?」と質問すると「当日、私がご案内します。私の後をついてきて下さい。」とだけチャーは言いました。
 猫の集会があるという土曜日の深夜0時の30分前、トモ君は眠たくなるのを我慢して、何回も水で顔を洗らっていました。チャーがトモ君の足元にまとわりつき、「サァー行きましょう。」と言いました。
 そして一階に降り、玄関の戸をそっーと開け、門も開けました。家のあたりは暗かったのですが一歩、大きな歩道に踏み入れると、街灯が煌々としていたので、歩くのになんの不自由も感じませんでした。チャーの後をついていくと、そこは近所の公園でした。日曜日の昼間にパパとキャッチボールをしたり、バトミントンをするいつもの近所の公園でした。でも、深夜に見る公演はまるで外国に入るようでした。チャーの後についていくと、受付嬢ならぬ受付猫がいました。招待状を受け付猫に出すと、受付け猫が「あなたがトモ君ですか!」と大きな声で言いました。「あなたのお噂はこの猫界隈でもすごく良い評判です。あなたは飼い主の鏡だ。」と受け付けが言うのでした。「さー、どうぞ、トモ君は最前列にお座りくださいと。」と言われ、トモ君は最前列に腰をおろしました。
 だんだん猫たちが増えて、30匹とも50匹とも思われる猫たちが公園に集まっていました。
 そして公園の時計台の針が深夜0時を指しました。0時きっかりに、体がチャーの二倍ほども大きく威厳のある立派そうなトモ君や猫たちの前に立ちました。トモ君は人目見て猫の長老だと思いました。長老の演説です。
 「我等、猫諸君!今日はお忙しい中、時間を割いて、集まってくれてどうもありがとう。」と言うとコホンと咳払いをしました。「今日の我々、飼い猫の立場は非常に悪くなっている。イヤ、悪くなっている一方だ。だが、人間でも今日私が招待した、トモ君は別だが・・・
 よって今日は、トモ君を、この市の名誉市民賞をトモ君に授与したいと思うが異議ある者はいるか?」と長老が言うと、集まっていた猫たちは皆「異議なし!」と唱えました。
 長老が、トモ君、私の前に来るようにというので、トモ君はうやうやしく長老の前に進みました。そして長老から、大きな煮干を三つもらいました。トモ君は失礼のないように右のポッケに煮干しを入れました。
 やがて、授賞式が終ると、集まった猫たちの飲めや唄えやの大宴会がはじまりました。でも、トモ君はころあいをみはらかって、チャーと共に家に帰りました。門の鍵をそおっーと開け、パパやママに気付かれられないように、二階の子供部屋にもどり、ベットに横になるとすぐに寝てしまいました。
 日曜日の朝、トモ君は、昨日の深夜の出来事は、夢だったんだろろうかと思い、右のズボンのポケットを探すと煮干がみつかりませんでした。
 トモ君は「あれは夢だったんだろうか?」とチャーに向かって言いました。
 でもチャーは、眩しそうにトモ君を見て、ただ目を細めているだけでした。
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  1. 2018/01/05(金) 20:35:07|
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