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HN harborが撮った写真や絵をアップしていきたいと思います。たまに読書とか、たわいもない話から、真面目な話など。お笑いなんかも・・・

『風の歌を聴け』村上春樹著

 昨日、読みました。もう、十回目かな?村上春樹作品は、何度、読んでも飽きさせない魅力があると思います。
 『風の歌を聴け』は、群像新人文学賞を受賞し、1979年に、文芸誌『群像』で発表されました。
 話しを元に戻させていただきますと、何十回読んでも、飽き足りないのは常に新いい発見があるところでしょうか?個人的にはそう思います。

 まー今回の記事を書かせていただくまえに、ウィキペディアを見ました。
 村上春樹氏が執筆されていた当初の課題は『ハッピー・バースディ、そして、ホワイトクリスマス』だったそうです。さらに、これ等の部分、本の表紙の上部に小さく英語で書かれていると・・・

 あっー、本の装丁。まったく気付きませんでした。文庫本の表紙に、HAPPYの最期のYだけの片側にあるのですが、BIRTHDAY AND WHITE CHRISTMASとありました。
 単行本はというと、これもHAPPYの最期のYの文字が右だけ残り・・・、こんなところまでは、気付きませんでした。

 そこで、読んでいくと、鼠は小説を書いているのですが、毎年、主人公の僕のところにコピーが届くのです。原稿用紙の一枚分に「ハッピー・バースデイ そして ホワイト・クリスマスという箇所があることに気付きました。主人公、僕は、12月24日生まれなのです。

 人は何故、死ぬのか?の解説をしてい箇所もあるのですが、その回答を読んで、それはそうかもしれないと思いました。
 小説の中、レコード店で働いている女の子は双子なのですが、それが次の『1973年のピンボール』の双子との奇妙な生活をしている、あの双子かなー・・・とも思いました。

 でも、全編を通しているのは『喪失』だと思います。或いは『感傷』

 男は過去に生き、女は今を生きる。どこかで聴いたセリフです。本当かなー?でも、周りを見ていて、ふと、そうだなーと思います。

 話しは東京の大学に通う、四年生の僕が、夏休みに、港が近くの生まれ育った故郷に帰省し、その街のバー(ジェイズ・バーと呼ばれている)で、鼠と呼ばれている(本人が鼠と呼んでくれ!というので、鼠の渾名の友人、また、そのジェイズ・バーで知り合うことになったレコード店に勤めている女性、そしてラジオ番組のディスク・ジョッキー、これらが絡まらず、あえて深く絡めようとはしないのかも・・・不思議と切れそうで切れない見事な構成で成り立っていると思います。

 もう、16、7年ぐらい前のこと、バンドをやっている女の子が、言ったセリフ。
 『栄光は一握りの人間だけが、つかむのではなく、一握りの人間しか、栄光をつかむ努力に耐えられない』私はそれを聴いた時、ウォーすげーと思いまいした。今の、そのセリフ、おれが自叙伝を書くときに使って良いかと聴いたところ、即答でO・Kをくれました。自分の夢を叶えることも大切なように、バンドをやっていた皆は、人の夢も大切にしてくれたのだと思います。為せば成る。、彼ら・彼女らは今、何をしているのかわかりません。
 でも、私はここにいる。そんな小説もいいかもね。
 私には、受験戦争の話しはかけるが、太平洋戦争の話しはかけない。15年もスランプだった。しかも、いまは大学全入の時代・・・でも、いまはある。どうしても書かねば成らない話がある。頑張っていこうと思います。
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  1. 2013/12/16(月) 20:53:49|
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